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人工透析



全身管理体制
血液検査をはじめとして、全身状態を把握しながらトータルケアの実践を目指しております。
1.血管造影室を設ける事でバスキュラーアクセスのトラブルとして多いシャント閉塞時(人工的に動脈と静脈を吻合)には経皮的に血管を拡張するPTA手術を随時対応する事が可能です。
また、バスキュラーアクセスの作成も行えるのでシャント作成後には外来または必要時は入院にて血液透析への導入が行えます。
2.検査体制
- 血液検査:毎月第1・3週で実施
- 胸部エックス線写真:毎月1回
- 心電図:3ヶ月に1回
- 心エコー:6ヶ月に1回
- 腹部エコー:6ヶ月に1回
- ABI(足関節上腕血圧比):6ヶ月に1回
- CT:随時対応
3.アメニティー
- 待合室にはエアロバイク、洗面所や給水器、大画面テレビを設置。
- 透析室には天井からの吊り下げテレビを完備しております。
4.運営方法の特色
システム
介護保険と医療保険を併用する利用者を当院では対応しております。
情報の共有を図る上で大切な事は情報の一元化を図れるかです。
老健で使用する介護支援ソフトは業界で初承認を受けている「全老健版ケアマネジメント方式R4システム」が搭載されており、介護現場の情報共有では一番評価が高いと言われています。
当院では、電子カルテ・検査支援・透析支援システム(Miracle DIMCS UX)・介護支援システムを統合して運営しており今後も業務のスリム化・効率化の先にある利用者への元へ行く機会を増やす事でより安全・安心な環境を提供していきます。
治療方法
従来の透析療法をさらに進化させたオンラインHDFの導入が始まりました。
無菌的に調整した透析液を置換液として使用する事で大量の置換が可能となります。
透析液による間欠的補液を行う事で血圧の急激な低下を予防する方法も可能となり患者様に負担の少ない優しい治療の提供が行えます。
送迎サービス
透析時はご自宅から透析室内までの送迎を職員が対応しております。
昨今の高齢透析者の増加に伴い車椅子での送迎が大半を占める状況となっておりますが、当院では可能な限り対応したいと考えております。
送迎サービスを希望される方は、お気軽にスタッフまでご相談ください。
各透析環境の特徴(入所透析)
一般的な介護老人保健施設では、合併症の出現率が高い透析患者様は敬遠されます。
全身管理が特徴であり専門的な知識や技術が必要となるためです。
そこで当院では、外来で通院するのが一般的ですが、敷地内の介護施設と連携し、入院しなければ受けられない透析治療を介護施設への入所で行っております。
介護老人保健施設に入所されている透析患者様が、入所されながら透析を受けられる方法を「入所透析」と呼んでいます。
入所透析では単に透析を受けるだけではなく、リハビリも患者様に受けていただきます。
介護施設での生活の中で、合併症の予防や身体機能の維持・改善につなげ、可能な限り自宅での生活が続けられる状態を目指します。
介護と医療の連携により、患者様だけでなくご家族など周りの方にもご安心いただけるよう努めています。
各透析環境の特徴(入院透析)
入院透析では病室は全19床が個室(テレビ:32型・バリアフリートイレ・洗面所及びクローゼットが完備)です。
また、病室透析が可能な部屋を7床用意しており、病棟専用透析室を2床設けております。病室から透析室への移動に伴う負担の軽減も大きく、ステーションと病床透析室は目の前に設置しています。
さらに、病室での透析状況を確認できるように東レ・メディカル社の透析支援システムとの連携もしており、より安全な治療環境の提供をしています。
透析受入体制
当院では2004年10月1日の開設から外来透析から入所までを一貫してお受けしています。
- 外来通院者を対象とした通院透析可能。
- 医療処置として入院加療が必要とされる入院透析可能。
- 介護老人保健施設へ入所しながら透析治療が可能な入所透析。
- 兼務している訪問看護ステーションあいゆうから訪問リハビリを実施。
- 在宅生活がより円滑により安全におこなえるようプログラムを作成。
- 住み慣れた地域でできる限り長く生活できる事を目指し、本人・家族と十分に相談したうえで、目標を決定しプログラムを作成。
- 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3種類が揃っており、さまざまな状態の利用者に対応可能。
維持透析治療での相談に関しては随時、対応をしておりますので連絡をお待ちしております。
各連絡は下記の施設へお願いします。
- 入所透析は介護老人保健室めぐみの地域連携室(tel:03-5661-3875)
- 外来透析は親水クリニック透析室(tel:03-5661-3873)
- 入院透析のご相談は親水クリニック医療連携室(tel:03-5661-3875)
日本透析医学会教育関連施設
当院は、2012年4月1日から、東京女子医科大学との連携により、日本透析医学会教育関連施設として認定される事になりました。
今まで以上に、透析医学の発展、そして何より患者様の健康と満足のために日々努力してまいります。
各診療科目ごとに、経験豊かな専門医がきめ細かに対応いたします。
各種検査機器をはじめ完備した処置室、検査室、手術室等高度な医療には欠かせない数々の設備。心強い協力医療機関も得て、地域の皆様のご要望に、全力でお答えしてまいりたいと願っております。
